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いわゆるWeb2.0で興奮を覚えた身としては、実に希望溢れる未来像を示していると思う。今後の企業形態がトップダウンからボトムアップへと変化し、各々が仕事を楽しめる世の中がくれば素晴らしいだろう。そして、Webを、PCを、当たり前のものとして使ってきた世代が社会に解き放たれる日はそう遠くない。そんな未来を想像するとワクワクする。
本著はIT業界のWikiコラボレーションの紹介に留まらない。冒頭で挙げられるコラボレーションは、何と金鉱山の例。閉じた業界の資産を、惜しげもなく公開し、新たな鉱山発見の手法に賞金を出すという、大胆な手法の成功例が挙げられている。オープンネットワークのボランティア・コラボレーションは、WikipediaのようなWeb2.0サービスに限った話のように感じてしまいがちだが、本著はその精神がこれからの経済活動の要となると説いている。そして様々な成功例を挙げ、その論説を私の確信へと昇華させてくれる。
かねてから、物事を教えてもらうには、それなりの対価を必要とする社会構造や考え方に批判的であった私にとって、WikiやWikipedia、オープンソースソフトウェアの登場はとてつもない興奮を与えてくれた。今、その考え方が社会その物にも適用されようとしている。これを興奮抜き語れるだろうか。楽しみでしかたがない。 ( )